はじめに:猫を飼うことを決めたきっかけ
先にも述べたように、ずっと「動物をお迎えしたいな」という思いは心の中にありました。でも、ただの憧れだけでは飼えないのが、命ある存在です。
ある日、なんとなく近所のホームセンターで見かけたラガマフィンの子猫を抱っこした時に、猫をお迎えして過ごす家族のイメージがぐっと湧いてきたのをきっかけに、
我が家で「猫をお迎えする=新しい家族をお迎えする」というを真剣に考えるようになりました。
家族みんなが納得して、責任を持てるかどうか。それを確認するために、我が家ではまず「家族会議」を開くことにしました。
家族でじっくり話し合いました
夫と息子と話し合ったこと
「猫のお世話って、毎日必要だよね」
「病気になったときはどうする?」
「旅行には行けるの?」
私たち家族の中で、いろいろな疑問や不安が出てきました。特にまだまだ自分本位な小学高学年だった息子は、「どれだけ自分の楽しみなことを我慢しなくてはならなくなるのか、自分に動物のお世話ができるのか」と率直に話してくれました。
だからこそ、「お世話は誰がどう担当するのか」「費用はどれくらいかかるのか」など、現実的な部分も含めて、話し合いました。
命を迎えるということ
私たちが一番大切にしたのは、「命を預かる」という意識です。
ペットではなく「家族の一員」として迎える以上、楽しいことばかりじゃありません。病気や老いもあるし、お別れの時も必ず来ます。
息子には少し難しい話かもしれませんが、できるだけ丁寧に伝えました。
親が買ってきたから、ではなく文字通り「家族の一員」として全員で命を預かっているという責任を感じて欲しかったのです。
話しているうちに息子の中でも「ペット」ではなく「弟分(弟と言い切るのは恥ずかしかったようで、あくまでも弟分なのだそうw)」という認識で接していこう、という感じになったようです。
親分としては、子分を守ってあげなきゃね、といったところでしょうか。息子なりの落とし所だったようです。
具体的な準備をはじめました
話し合いを重ねる中で、どんなタイミングで運命の猫ちゃんに出会うかわからないので、
「家の中をどう整えるか」という準備も進めることに。
- 家の中の危険なところをリストアップ
- 当面の間猫が過ごす部屋の確保・整備
- 留守番の時間はどうするか?
とにかく物の多い家だったので、これがいい機会ということで断捨離祭りをしつつ必要な道具を整えていきました
こうして家族みんなで、少しずつ「猫を迎えるおうち」をつくっていきました。
おわりに:迎える前の準備こそ、家族の第一歩
猫と出会う前に、家族でじっくりと話し合い、準備を進めたことは、今でも「やってよかった」と思います。
ただ可愛いからではなく、「命を預かる覚悟」を持って迎えることができたからです。
これから猫との暮らしがはじまりますが、そのスタート地点に立つまでの道のりが、私たち家族をより強くつないでくれた気がします。
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